

The Star of Holy Grail War
星の聖杯戦争
シナリオ
── 「星の聖杯戦争」とは、──
かつて、聖杯戦争と呼ばれる儀式が存在した。
それは魔術師たちが英霊を召喚し、願いを叶えるために行った、極めて限定的な戦いである。
第三次聖杯戦争を転機として、その認識は覆された。
生き残ったマスターたちは理解した。
聖杯とは願望実現装置ではなく、「膨大な犠牲を対価に、結果を確定させるシステム」であるということを。
彼らは儀式の構造を解析し、再構築し、やがて一つの機構へと昇華させた。
それが、星の聖杯戦争の原型であり、終端観測抑止機構《エピタフ》である。
エピタフは救済装置ではない。
世界の未来を観測し、必要と判断された場合にのみ、
聖杯戦争という「結果確定システム」を起動させる観測機構である。
星の聖杯戦争は、エピタフによって管理されるシステムの一形態に過ぎない。
この戦争の本質は、従来の聖杯戦争と変わらない。
魔力源は人間の命であり、星の聖杯戦争では、地球総人口――およそ百億の命が疑似聖杯の燃料として使用される。
勝利した国家には、その魔力が還元される。
敗北した国家は、文明ごと失われる。
時代は進み、人類は人口爆発と地球汚染によって居住可能領域を失った。
国家は連携し、巨大な経済圏や国家連邦を形成したが、それも時間の問題であった。
秘匿されてきた魔術は解析され、システムとして国家運用に組み込まれ、
神秘は維持されたまま、一般人には見えない形で世界に溶け込んでいった。
そしてついに、エピタフは「必要」を判断する。
人類と国家を選別し、未来を一つに定めるための戦争――星の聖杯戦争の開催が告げられる。
戦場は、火星コロニーM.E.β。
誰も知ることのない辺境地で、国家の代表者たちが集う。
あなたは、各国家から選出された最高位擁護者(グランド・アドヴェケイター)である。
あなたが敗北すれば、あなたの国家は滅びる。
あなたが勝利すれば、あなたの国家は存続する。
百億の命を燃料とする疑似聖杯。
結果のみを是とする観測機構。
そして、最後に立つ一人だけが得る勝利。
ここに、星の聖杯戦争は始まる。
概要
貴方は、
七つの国家から選出された代表魔術師――
「最高位擁護者(グランド・アドヴェケイター)」である。
この星の聖杯戦争は、願いを叶えるための儀式ではない。
国家の存続を賭けた選別戦争である。
貴方は自国の未来を背負い、
この聖杯戦争に勝利しなければならない。
貴方の敗北は、
すなわち――
貴方の国家そのものの崩壊を意味する。
最高位擁護者(グランド・アドヴェケイター)にも、
各々抱える思惑や背景がある。
貴方は自らの立場と信念を以て、この冷酷な聖杯戦争と向き合っていく。
──Build Rule──
◆魔術師作成
本ルールでは、サーヴァント+魔術師の2つのキャラクターを作成する必要がある。
PLは7つの国家から1つの国家を選択し、代表国とする。
既に設定されているキャラクターを使用することも、新たにキャラクターを作成することも可能である。
◆サーヴァント作成
レベル8までのサーヴァントを作成可能とする。
特殊ルール
レベル8のサーヴァントにおいて、設定に以下の要素を持つ場合、設定を重視し特典を与える。
・神霊、精霊
・選択国にルーツのある英霊
以下の特典を与える。
「【生命力】、【魔力】の最大値を1増加する。【真名判定目標値】を3点減少。」
◆秘密の選択
代表国家とは別に、
キャラクターの出自や背景に関わる「秘密」を選択する。
秘密は隠匿されており、それぞれを示す番号のみ公開されている。
秘密は、番号の中から最大2つまで選択できる。
選択後、KPよりPLへ、対応する秘密の内容が提示され、その2つのうち、
どちらか1つを最終的な自身の秘密として選択する。
※秘密は他プレイヤーと重複しない。また、秘密に応じて専用アイテムや特殊スキルが配布される場合がある。
内容に差はあれど、公平性を重視し、一方的に有利働くことはない。
◆勝利条件
勝利条件は共通して、「星の聖杯戦争において、最後の一人になる」ことである。
しかし、秘密により追加の勝利条件が配布される場合もある。